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二次関数は何年生で習う?グラフの書き方と学習内容も!(y=ax²・放物線・頂点・軸・平方完成・二次方程式など)

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「二次関数っていつ習うの?」「y=ax²のグラフの書き方がよくわからない」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

二次関数は、放物線という特徴的な曲線を描くグラフで、頂点や軸といった重要な要素を理解する必要があります。

平方完成という技法を使って式を変形したり、二次方程式との関係を理解したりと、数学の中でも特に重要な単元です。

この記事では、二次関数を習う学年や時期はもちろん、y=ax²の基本的な性質、放物線のグラフの書き方、頂点と軸の求め方、平方完成の方法、二次方程式との関係まで、わかりやすく解説していきます。

予習や復習に活用したい方も、お子さまの学習をサポートしたい保護者の方も、ぜひ最後まで読んでみてください。

二次関数は中学3年生・高校1年生で習う!学習時期と内容

それではまず、二次関数をいつ・どのような流れで学ぶのかについて解説していきます。

二次関数は、中学3年生で基礎を習い、高校1年生で本格的に学習する単元です。

中学校では関数y=ax²という形で導入され、高校では平方完成や最大値・最小値など、より発展的な内容を扱います。

学習時期としては、中学3年生の2学期から3学期にかけて、そして高校1年生の1学期に扱われることが多いでしょう。

二次関数は中学3年生で基礎を学び、高校1年生で深く学ぶ単元!y=ax²のグラフの性質から始まり、平方完成や応用問題まで段階的に理解していきます。

中学3年生での二次関数学習

中学3年生では、「関数y=ax²」という単元名で二次関数を学びます。

具体的には、y=ax²という最も基本的な形の二次関数について、グラフの形や性質を理解することが中心となります。

この段階では、放物線という曲線の特徴や、aの値によってグラフがどう変わるかを学んでいきます。

【中学3年生で学ぶ内容】
・関数y=ax²の意味
・放物線のグラフの書き方
・aの値とグラフの開き方の関係
・aが正のときと負のときのグラフの違い
・頂点と軸の概念
・変域とグラフの対応
・変化の割合(一次関数との違い)
・y=ax²のグラフ上の点の座標

中学校では、y=ax²という基本形のみを扱い、y=a(x-p)²+qのような平方完成した形は高校で学習します。

学習時期は、おおよそ11月〜2月ごろが一般的です。

高校1年生での発展的な学習

高校1年生になると、二次関数はさらに深く学習します。

中学校で学んだy=ax²を基礎として、平方完成や標準形、一般形といった様々な表現方法を学びます。

学年 学習内容 扱う式の形
中学3年生 基本的な二次関数のグラフと性質 y=ax²
高校1年生 平方完成、標準形、最大・最小 y=a(x-p)²+q、y=ax²+bx+c
高校2年生以降 二次関数の応用、微分との関連 より複雑な問題
【高校1年生で学ぶ内容】
・y=a(x-p)²+qの標準形
・平方完成の技法
・y=ax²+bx+cの一般形
・グラフの平行移動
・最大値と最小値
・定義域が制限された場合の最大・最小
・二次不等式の解法
・二次方程式とグラフの関係

高校では、単にグラフを描くだけでなく、問題解決のための道具として二次関数を使いこなす力が求められます。

学習指導要領での位置づけ

文部科学省の学習指導要領では、二次関数は「関数」の領域に含まれます。

中学3年生の目標として、「関数y=ax²について理解し、グラフの特徴を捉え、事象を数学的に解釈・表現できる」ことが掲げられています。

高校では「数学Ⅰ」の中で、二次関数を体系的に学習し、最大値・最小値の問題や、二次方程式・二次不等式との関連を理解することが目標です。

この学習は、物理の運動方程式や経済学の利益最大化問題など、実社会での応用にもつながる重要な単元となっています。

y=ax²の基本とグラフの書き方

続いては、二次関数の最も基本的な形であるy=ax²について、その性質とグラフの書き方を確認していきます。

二次関数を理解するためには、まずy=ax²という基本形をしっかり押さえることが重要です。

二次関数の基本形y=ax²

二次関数の最も基本的な形は、y=ax²です。

ここで、aは0でない定数で、xの2乗に比例する関数を表しています。

【y=ax²の基本】y=ax²の「a」を係数と呼び、この値によってグラフの形が変わります。

aが正のとき(a>0)
→ グラフは下に凸(U字型)
→ 頂点が最小値

aが負のとき(a<0)
→ グラフは上に凸(∩字型)
→ 頂点が最大値

【具体例】
y=x²(a=1)
y=2x²(a=2、グラフが細くなる)
y=(1/2)x²(a=1/2、グラフが広がる)
y=-x²(a=-1、下向きの放物線)

aの絶対値が大きいほど、グラフは細く(急に)なり、絶対値が小さいほど、グラフは広がります。

この性質を理解しておくと、グラフを描くときに形をイメージしやすくなるでしょう。

y=ax²のグラフは放物線!aが正なら下凸、負なら上凸になり、|a|が大きいほどグラフは細くなります。

放物線の特徴と頂点・軸

二次関数y=ax²のグラフは、放物線と呼ばれる曲線になります。

放物線には、いくつかの重要な特徴があります。

【放物線の重要な要素】頂点
→ 放物線の最も高い点(または最も低い点)
→ y=ax²の場合、頂点は原点(0, 0)


→ 放物線を左右対称に分ける直線
→ y=ax²の場合、軸はy軸(x=0)

対称性
→ 放物線は軸に関して左右対称
→ x=1のときとx=-1のときのyの値は同じ

【例:y=x²の場合】
頂点:(0, 0)
軸:x=0(y軸)
x=2のとき y=4
x=-2のとき y=4(対称!)

この対称性は、グラフを描くときに非常に便利です。

片側の点を求めれば、対称な位置に同じ高さの点があるとわかるため、効率よくグラフが描けるでしょう。

要素 y=ax²の場合 y=a(x-p)²+qの場合
頂点 (0, 0) (p, q)
x=0 x=p
y切片 0 ap²+q

グラフを描く手順

y=ax²のグラフを正確に描く手順を見ていきましょう。

【グラフの書き方(基本の5ステップ)】ステップ1:aの符号を確認する
→ 正なら下凸、負なら上凸

ステップ2:頂点を描く
→ y=ax²の場合は原点(0, 0)

ステップ3:軸を引く
→ y=ax²の場合はy軸(点線で引くと良い)

ステップ4:いくつかの点の座標を求める
→ x=1, 2, 3, -1, -2, -3などを代入してyの値を計算

【例:y=x²の場合】
x=-2のとき y=4 → 点(-2, 4)
x=-1のとき y=1 → 点(-1, 1)
x=0のとき y=0 → 点(0, 0)
x=1のとき y=1 → 点(1, 1)
x=2のとき y=4 → 点(2, 4)

ステップ5:点を滑らかな曲線でつなぐ
→ 対称性を意識しながら、なめらかに描く
→ 定規は使わず、フリーハンドで

グラフを描くときのコツは、十分な数の点を取ることと、対称性を活かすことです。

少なくとも両側に2〜3点ずつは取ると、正確な放物線が描けます。また、描いた後に左右が対称になっているか確認すると良いでしょう。

平方完成と二次関数の標準形

続いては、高校数学で重要となる平方完成の技法と、二次関数の標準形について確認していきます。

平方完成を使いこなせるようになると、どんな二次関数でもグラフの頂点や軸がすぐにわかるようになります。

平方完成とは何か

平方完成とは、二次関数を(x-p)²の形を含む式に変形する技法です。

この変形を行うことで、グラフの頂点の座標が一目でわかるようになります。

【平方完成の基本的な考え方】(x+a)²=x²+2ax+a²

この公式を逆に使うことで、x²+2axをx²の完全平方式に変形できます。

【例:x²+4x を平方完成する】

x²+4x
= x²+2・2・x (2axの形にする)
= x²+2・2・x+2²-2² (2²を足して引く)
= (x+2)²-4

このように、x²+4xが(x+2)²-4という形に変形できました!

平方完成の手順は、慣れるまで練習が必要ですが、一度身につければ様々な問題で活用できる重要な技術です。

平方完成は二次関数の強力な武器!y=ax²+bx+cをy=a(x-p)²+qの形に変形することで、頂点(p, q)がすぐにわかります。

y=a(x-p)²+qの標準形

二次関数の標準形は、y=a(x-p)²+qという形です。

この形になっていると、グラフの重要な情報が一目でわかります。

【標準形y=a(x-p)²+qから読み取れる情報】頂点の座標:(p, q)
軸の方程式:x=p
グラフの開き方:aが正なら下凸、負なら上凸
グラフの幅:|a|が大きいほど細い

【具体例】
y=(x-2)²+3
→ 頂点:(2, 3)
→ 軸:x=2
→ 下凸(a=1>0)

y=-2(x+1)²+5
→ 頂点:(-1, 5) ※x+1=x-(-1)なのでp=-1
→ 軸:x=-1
→ 上凸(a=-2<0)

標準形の最大のメリットは、グラフを描く際の基準点である頂点がすぐにわかることです。

頂点がわかれば、そこから左右対称にいくつかの点を取ることで、簡単にグラフが描けるでしょう。

一般形から標準形への変形

実際の問題では、y=ax²+bx+cという一般形で与えられることが多いため、これを標準形に変形する練習が重要です。

【一般形→標準形への変形手順】例題:y=2x²-8x+5 を標準形に変形せよ

ステップ1:x²の係数でくくり出す
y=2(x²-4x)+5

ステップ2:かっこの中を平方完成する
x²-4x
=x²-2・2・x
=x²-2・2・x+2²-2²
=(x-2)²-4

ステップ3:全体を整理する
y=2{(x-2)²-4}+5
y=2(x-2)²-8+5
y=2(x-2)²-3

答え:y=2(x-2)²-3
頂点:(2, -3)

【別の例:y=x²+6x+7】
y=x²+6x+7
y=(x²+6x)+7
y=(x²+2・3・x+3²-3²)+7
y={(x+3)²-9}+7
y=(x+3)²-2

頂点:(-3, -2)

平方完成の計算では、「2axのaを見つける」「それを2乗して足し引きする」という手順を確実に踏むことが大切です。

慣れるまでは、途中の式を省略せず、丁寧に書いていくと間違いが減るでしょう。

二次方程式との関係と応用

続いては、二次関数と二次方程式の関係、そして二次関数の応用問題について確認していきます。

二次関数のグラフと二次方程式の解には、密接な関係があります。

二次関数と二次方程式のつながり

二次関数y=ax²+bx+cと二次方程式ax²+bx+c=0には、グラフとx軸の交点という形で深い関係があります。

【二次関数と二次方程式の関係】二次方程式 ax²+bx+c=0 の解
= 二次関数 y=ax²+bx+c のグラフとx軸との交点のx座標

【例】
二次方程式:x²-3x+2=0
解:x=1, 2

二次関数:y=x²-3x+2
グラフとx軸の交点:(1, 0), (2, 0)

つまり、二次方程式を解くということは、
グラフがx軸と交わる点のx座標を求めることと同じ!

【解の個数とグラフの関係】
解が2個 → グラフはx軸と2点で交わる
解が1個(重解) → グラフはx軸と接する(頂点がx軸上)
解がない → グラフはx軸と交わらない

この関係を理解しておくと、方程式の解の個数を判別式を使わずに、グラフの形から判断することもできます。

二次方程式の解=グラフとx軸の交点!グラフを描くことで、方程式の解が視覚的に理解できます。

グラフを使った二次方程式の解法

二次関数のグラフを利用すると、視覚的に方程式の解を求めることができます。

【グラフを使った解法の例】問題:x²-4x+3=0 をグラフを使って解け

ステップ1:y=x²-4x+3 のグラフを描く
平方完成すると
y=(x-2)²-1
頂点:(2, -1)

ステップ2:グラフとx軸の交点を探す
y=0となるxの値を求める
(x-2)²-1=0
(x-2)²=1
x-2=±1
x=3, 1

答え:x=1, 3

グラフを描くと、確かに(1, 0)と(3, 0)で
x軸と交わっていることが確認できます。

また、二次不等式(x²-4x+3>0など)を解く場合も、グラフを使うと解の範囲が視覚的にわかりやすくなります。

問題の種類 グラフの使い方
二次方程式 グラフとx軸の交点のx座標を求める
二次不等式(>0) グラフがx軸より上にある部分のxの範囲
二次不等式(<0) グラフがx軸より下にある部分のxの範囲
最大値・最小値 頂点のy座標を求める

最大値・最小値の求め方

二次関数の重要な応用のひとつが、最大値や最小値を求める問題です。

【最大値・最小値の基本】y=a(x-p)²+q の形のとき

aが正(a>0)の場合
→ 頂点で最小値をとる
→ 最小値:q(x=pのとき)
→ 最大値:なし(無限に大きくなる)

aが負(a<0)の場合
→ 頂点で最大値をとる
→ 最大値:q(x=pのとき)
→ 最小値:なし(無限に小さくなる)

【例題】
y=-2(x-1)²+5 の最大値を求めよ

解答:
a=-2<0なので、グラフは上に凸
頂点(1, 5)で最大値をとる
答え:最大値5(x=1のとき)

定義域(xの範囲)が制限されている場合は、頂点が範囲内にあるかどうかを確認する必要があります。

【定義域が制限された場合】問題:0≦x≦3のとき、y=x²-4x+5の最小値を求めよ

ステップ1:平方完成する
y=(x-2)²+1
頂点:(2, 1)

ステップ2:頂点が定義域内にあるか確認
0≦2≦3 → 頂点は範囲内にある!

ステップ3:最小値を求める
頂点が範囲内にあるので、頂点で最小値
答え:最小値1(x=2のとき)

もし頂点が範囲外なら、端点での値を調べる必要があります。

最大値・最小値の問題では、必ずグラフの概形を描いて考える習慣をつけると、間違いが減るでしょう。

グラフを描くことで、頂点の位置や定義域との関係が視覚的にわかり、解答の方針が立てやすくなります。

まとめ

今回は、二次関数は何年生で習うかという疑問をはじめ、y=ax²の基本的な性質、放物線のグラフの書き方、頂点と軸の求め方、平方完成の方法、二次方程式との関係、最大値・最小値の求め方まで、幅広く解説してきました。

二次関数は中学3年生で基礎を学び、高校1年生で本格的に学習する単元で、中学ではy=ax²、高校ではy=a(x-p)²+qやy=ax²+bx+cを扱います。

二次関数のグラフは放物線と呼ばれる曲線で、aが正なら下凸、負なら上凸になり、|a|が大きいほどグラフは細くなります。

平方完成を使うことで、一般形y=ax²+bx+cを標準形y=a(x-p)²+qに変形でき、頂点の座標が一目でわかるようになります。

二次方程式の解は、二次関数のグラフとx軸の交点のx座標に対応しており、グラフを描くことで解を視覚的に理解できます。

最大値・最小値の問題では、グラフの頂点の位置と定義域の関係を確認することが重要です。

二次関数は、数学の中でも特に応用範囲が広く、物理や経済など様々な分野で使われる重要な単元です。

基本をしっかり押さえて、平方完成やグラフの描き方を確実にマスターしていきましょう!