「日本地図っていつ習うの?」「47都道府県は何年生で覚えるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
日本地図の学習は、都道府県名や県庁所在地、地方区分など、覚えることがたくさんあり、お子さまも保護者の方も苦労する単元のひとつです。
白地図を使った学習や、各地域の特色を理解することも重要で、社会科の基礎として欠かせない内容となっています。
この記事では、日本地図を習う学年や時期はもちろん、47都道府県の効果的な覚え方、県庁所在地の特徴、地方区分の分け方、白地図の活用法まで、わかりやすく解説していきます。
予習や復習に活用したい方も、お子さまの学習をサポートしたい保護者の方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
日本地図は小学4年生で習う!都道府県の学習時期
それではまず、日本地図をいつ・どのような流れで学ぶのかについて解説していきます。
日本地図と47都道府県は、小学4年生の社会科で本格的に習う単元です。
学習時期としては、小学4年生の前半から中盤にかけて扱われることが多く、学校によって多少前後しますが、おおよそ4月〜9月ごろに学ぶケースが一般的でしょう。
ただし、小学3年生でも自分の住む地域を日本全体の中で位置づける学習があり、簡単な日本地図には触れています。4年生では、より詳しく47都道府県すべてを学んでいきます。
小学4年生での日本地図学習
小学4年生では、「都道府県の様子」という単元の中で日本地図を学びます。
具体的には、白地図を使って47都道府県の位置と名前を覚え、それぞれの県庁所在地や地域の特色についても学習していきます。
この段階では、単に名前を暗記するだけでなく、各地域の産業や気候、文化などの特徴も合わせて理解することが求められます。
・47都道府県の名前と位置
・都道府県の形や大きさの特徴
・県庁所在地の名前
・日本の地方区分(7地方区分または8地方区分)
・各地域の産業や特産物
・白地図の使い方と記入方法
・日本の国土の広がり(北端・南端・東端・西端)
最初は身近な都道府県から始まり、徐々に日本全国へと学習範囲を広げていきます。
多くの学校では、地方ごとに区切って学習し、最終的に47都道府県すべてを覚えるという流れになるでしょう。
47都道府県を覚えるタイミング
47都道府県の名前と位置を完全に覚えるタイミングは、小学4年生の1学期末から2学期にかけてが目標となります。
ただし、これは学校のカリキュラムによって異なり、進度の速い学校では1学期中に覚えることもあれば、じっくり時間をかけて2学期いっぱい使う学校もあります。
| 時期 | 学習内容 | 到達目標 |
|---|---|---|
| 小学3年生 | 自分の住む地域と日本 | 自分の県の位置を知る |
| 小学4年生 1学期 | 日本地図の基礎、地方区分 | 地方ごとの都道府県を覚え始める |
| 小学4年生 2学期 | 47都道府県の完全習得 | すべての県名と位置を覚える |
| 小学5年生以降 | 産業や地形の詳細学習 | 都道府県の知識を活用する |
県庁所在地については、都道府県名と同時に覚える学校もあれば、少し遅れて覚える学校もあります。
いずれにしても、小学4年生のうちに基本的な知識を身につけることが重要でしょう。
学習指導要領での位置づけ
文部科学省の学習指導要領では、日本地図の学習は「地域の様子」の領域に含まれます。
小学4年生の目標として、「自分たちの都道府県の地理的環境の特色を理解し、47都道府県の名称と位置を知る」ことが掲げられています。
単に暗記するだけでなく、地図を活用して情報を読み取る力、日本の国土の様子を理解する力を養うことが目的です。
この学習は、小学5年生で学ぶ日本の産業や気候、小学6年生で学ぶ歴史や政治の基礎となる重要な単元です。中学校の地理でも、この知識が前提となるため、小学4年生でしっかり定着させることが大切でしょう。
都道府県と県庁所在地の覚え方
続いては、47都道府県と県庁所在地の効果的な覚え方を確認していきます。
都道府県を覚えるには、ただ暗記するだけでなく、地域ごとにまとめたり、特徴と結びつけたりすることが重要です。
47都道府県の一覧と特徴
日本には、1都1道2府43県の合計47都道府県があります。
→ 東京都のみ(日本の首都)
「道」
→ 北海道のみ(日本で最も面積が大きい)
「府」
→ 大阪府、京都府の2つ(歴史的に重要な都市)
「県」
→ 残りの43県
地方区分で分けると、覚えやすくなります。一般的な7地方区分は以下のとおりです。
| 地方 | 都道府県数 | 含まれる都道府県 |
|---|---|---|
| 北海道地方 | 1 | 北海道 |
| 東北地方 | 6 | 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 |
| 関東地方 | 7 | 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川 |
| 中部地方 | 9 | 新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知 |
| 近畿地方 | 7 | 三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 |
| 中国地方 | 5 | 鳥取、島根、岡山、広島、山口 |
| 四国地方 | 4 | 徳島、香川、愛媛、高知 |
| 九州地方 | 8 | 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
地方ごとに覚えることで、位置関係も同時に理解できます。
また、各都道府県の形や特徴を結びつけると、記憶に残りやすくなるでしょう。
県庁所在地が異なる都道府県
県庁所在地とは、各都道府県の行政の中心となる都市のことです。
多くの都道府県では、都道府県名と県庁所在地名が同じですが、一部異なるものがあります。
北海道地方
・北海道→札幌市
東北地方
・岩手県→盛岡市
・宮城県→仙台市
関東地方
・茨城県→水戸市
・栃木県→宇都宮市
・群馬県→前橋市
中部地方
・石川県→金沢市
・愛知県→名古屋市
近畿地方
・三重県→津市
・兵庫県→神戸市
中国地方
・島根県→松江市
四国地方
・愛媛県→松山市
・香川県→高松市
九州地方
・沖縄県→那覇市
これらは特に覚えにくいので、重点的に学習しましょう!
この19の組み合わせは、テストでもよく出題されます。
語呂合わせや、地図で位置を確認しながら覚えると効果的でしょう。
効果的な暗記方法
47都道府県を効率よく覚えるための方法をいくつか紹介します。
→ 一度に47個覚えるのではなく、北海道→東北→関東…と順番に
方法2:白地図に書き込む
→ 何度も繰り返し書くことで、位置と名前が結びつく
方法3:都道府県の形で覚える
→ 北海道は頭の形、沖縄は細長い、など形の特徴を活用
方法4:語呂合わせを使う
→ 東北6県「あいみやあきふく」(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
方法5:歌やアプリを活用
→ 都道府県の歌を歌ったり、クイズアプリで楽しく学習
方法6:特産物や有名な場所と結びつける
→ 北海道はラーメン、沖縄は首里城など
方法7:家族でクイズを出し合う
→ 楽しみながら覚えることで定着しやすい
特に重要なのは、繰り返し学習することです。
1回で完璧に覚えようとせず、毎日少しずつ、何度も白地図に書いたり、クイズに答えたりすることで、自然と定着していきます。
また、家の中に日本地図を貼っておき、日常的に目にする環境を作ることも効果的でしょう。
地方区分と白地図の使い方
続いては、日本の地方区分の分け方と、白地図を使った効果的な学習法を確認していきます。
地方区分を理解することで、都道府県の位置関係がより明確になります。
日本の地方区分(7地方・8地方)
日本の地方区分には、主に7地方区分と8地方区分の2つの分け方があります。
1. 北海道地方(1道)
2. 東北地方(6県)
3. 関東地方(7都県)
4. 中部地方(9県)
5. 近畿地方(7府県)
6. 中国地方(5県)
7. 四国地方(4県)
8. 九州地方(8県)※沖縄含む【8地方区分】
中部地方を3つに分ける方法
・北陸地方(新潟、富山、石川、福井)
・中央高地(山梨、長野、岐阜)
・東海地方(静岡、愛知、三重)※三重は近畿に含む場合も
または、九州地方と沖縄地方を分ける方法もあります。
学校の教科書や地図帳によって、どの区分を使うかが異なることがあります。
自分が使っている教科書の区分を確認し、それに合わせて覚えることが大切でしょう。
| 地方 | 主な特徴 |
|---|---|
| 北海道 | 広大な土地、冷涼な気候、酪農が盛ん |
| 東北 | 稲作が盛ん、リアス海岸、冬は雪が多い |
| 関東 | 日本の首都圏、人口が多い、関東平野 |
| 中部 | 日本アルプス、工業が盛ん、米作り |
| 近畿 | 古都が多い、商業の中心、琵琶湖 |
| 中国 | 瀬戸内海、中国山地、工業地帯 |
| 四国 | 4つの県、瀬戸内海と太平洋、みかん |
| 九州 | 火山が多い、温暖な気候、畜産 |
白地図を使った学習法
白地図は、都道府県を覚えるための最も効果的なツールです。
何度も繰り返し書き込むことで、位置と名前が確実に定着します。
→ 地図帳や教科書を見ながら、都道府県名を書き込む
ステップ2:地方ごとに区切って練習
→ 今日は東北地方、明日は関東地方、というように分けて覚える
ステップ3:何も見ずに書いてみる
→ 白地図だけを見て、覚えた都道府県を書き込む
ステップ4:間違えた場所を重点的に復習
→ 書けなかった県を色ペンで塗るなど、視覚的に記録
ステップ5:県庁所在地も書き込む
→ 都道府県名が書けるようになったら、県庁所在地も追加
ステップ6:時間を計って挑戦
→ 5分以内に47都道府県を書けるか挑戦
白地図は、何枚でもコピーして使えるので、毎日1枚ずつ練習すると良いでしょう。
また、色を塗り分けることで、地方の区切りが視覚的にわかりやすくなります。北海道は青、東北は緑、関東は赤、といったように地方ごとに色分けすると効果的です。
地域の特色と産業
都道府県の学習では、名前と位置だけでなく、各地域の特色や産業も合わせて学びます。
・広大な土地を活かした農業、酪農
・特産物:じゃがいも、とうもろこし、牛乳
東北地方
・稲作が盛ん(米どころ)
・特産物:りんご(青森)、さくらんbo(山形)
関東地方
・日本の政治・経済の中心
・人口が最も多い地域
中部地方
・自動車工業(愛知)
・伝統工業(石川の金箔、岐阜の陶磁器)
近畿地方
・古都が多い(京都、奈良)
・商業の中心(大阪)
中国地方
・瀬戸内海の温暖な気候
・工業地帯(広島、岡山)
四国地方
・みかん栽培(愛媛)
・讃岐うどん(香川)
九州地方
・火山が多い
・特産物:明太子(福岡)、焼酎、さつまいも
地域の特色を都道府県と結びつけて覚えることで、単なる暗記ではなく、理解を伴った学習になります。
ニュースで「青森のりんご」や「愛知の自動車」といった話題が出たとき、すぐに地図上の位置がイメージできるようになるでしょう。
日本地図学習のポイントと注意点
続いては、日本地図を学ぶ際によくある間違いや、効果的な学習のポイントを確認していきます。
これらを知っておくことで、効率よく確実に都道府県を覚えることができます。
よくある間違いと対策
都道府県を覚える際によくある間違いをまとめました。
| よくある間違い | 対策 |
|---|---|
| 近い県を混同する(山形と山梨、島根と鳥取など) | 位置関係を地図で確認し、特徴を結びつける |
| 県庁所在地を都道府県名と勘違い | 19の異なる組み合わせを重点的に覚える |
| 漢字の書き間違い(媛と姫、埼と崎など) | 正しい漢字を繰り返し書いて覚える |
| 「県」「府」「道」「都」を付け忘れる | 必ずセットで覚える習慣をつける |
| 地方区分の境界があいまい | 使っている教科書の区分を確認する |
→ 山形は東北、山梨は中部(甲信越)
島根県と鳥取県
→ 島根が左(西側)、鳥取が右(東側)
栃木県と茨城県
→ 栃木が上(北側)、茨城が下(南側)
愛知県と愛媛県
→ 愛知は中部、愛媛は四国
佐賀県と滋賀県
→ 佐賀は九州、滋賀は近畿
これらの混同しやすい県は、位置を地図で確認しながら、何度も書いて覚えることが大切です。
テストでの出題パターン
学校のテストでは、都道府県に関する問題が様々な形で出題されます。
→ 基本中の基本。すべての県を正確に書けるように
パターン2:県庁所在地を答える
→ 特に都道府県名と異なる19組を重点的に
パターン3:地方区分を答える
→ 「群馬県は何地方ですか?」など
パターン4:隣接する県を答える
→ 「東京都に隣接する県をすべて答えなさい」など
パターン5:特産物から県を特定
→ 「りんごの生産が盛んな県は?」→青森県
パターン6:形から県を特定
→ 県の形だけを見せて、県名を答える
パターン7:方角を答える
→ 「福岡県から見て、沖縄県はどの方角?」など
テスト対策としては、白地図に繰り返し書き込むことが最も効果的です。
また、県の形や特産物、位置関係など、様々な角度から都道府県を理解しておくことが重要でしょう。
家庭でできる学習サポート
保護者の方が家庭でできる学習サポートの方法を紹介します。
→ リビングやトイレなど、よく目にする場所に貼る
2. 旅行やニュースと結びつける
→ 「今日行った場所は〇〇県だね」「ニュースの△△県はここだよ」
3. クイズを出し合う
→ 「この県の県庁所在地は?」など楽しく学習
4. 一緒に白地図を書く
→ 競争したり、教え合ったりして楽しく
5. 都道府県カルタやパズルを使う
→ 遊びながら自然と覚えられる
6. 各地の料理を作る
→ 「今日は愛媛県のみかんを使ったデザートだよ」
7. ご褒美制度を作る
→ 「10県覚えたらシールを1枚」など、モチベーション維持
8. 間違えても叱らない
→ 何度も繰り返すことが大切。焦らず応援する
特に重要なのは、楽しく学習できる環境を作ることです。
無理やり詰め込むのではなく、日常生活の中で自然に都道府県に触れる機会を増やすことで、子どもは自然と興味を持って覚えていきます。
また、完璧を求めすぎず、少しずつ確実に覚えていくことを大切にしましょう。最初は10県、次は20県、というように段階を踏んで進めることが、挫折せずに続けるコツです。
まとめ
今回は、日本地図は何年生で習うかという疑問をはじめ、47都道府県の学習時期、県庁所在地の覚え方、地方区分の分け方、白地図の活用法、そしてよくある間違いまで、幅広く解説してきました。
日本地図は小学4年生で本格的に学ぶ単元で、1学期から2学期にかけて47都道府県すべてを覚えることが目標となります。
都道府県を覚えるときは、地方ごとに分けて学習し、白地図に繰り返し書き込むことが最も効果的です。
県庁所在地については、都道府県名と異なる19の組み合わせを特に重点的に覚えましょう。
地方区分は7地方区分が基本で、各地方の特徴や産業を合わせて理解することで、より深い学習につながります。
よくある間違いとしては、似ている県名の混同や、県庁所在地の勘違いがあるため、位置関係を地図で確認しながら正確に覚えることが大切です。
日本地図の学習は、社会科の基礎として非常に重要です。
焦らず、楽しみながら、毎日少しずつ学習を続けることで、確実に47都道府県をマスターしていきましょう!