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九九は何年生で習う?掛け算の学習時期と覚え方も!(2の段から9の段・掛け算の筆算・2桁の掛け算・九九の順序など)

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小学校算数の中でも特に重要で、すべての子どもが通過する関門が九九です。「九九は何年生で習うのか」「どうやって覚えさせればよいのか」といった疑問を持つ保護者の方は多いでしょう。

九九は掛け算の基礎となる計算で、2の段から9の段まで合計81通りの計算を暗記します。一度覚えてしまえば一生使える知識ですが、覚える過程では多くの子どもが苦労するのも事実です。

この記事では、九九を何年生で習うのかという基本的な疑問から、2の段から9の段までの学習内容、効果的な覚え方、掛け算の筆算や2桁の掛け算への発展まで詳しく解説していきます。お子さんの九九学習をサポートしたい保護者の方にとって、実践的なヒントが得られる内容です。

九九は小学2年生で習う!学習時期と内容

それではまず、九九の学習時期について解説していきます。

九九の学習時期と学習指導要領での位置づけ

九九は小学2年生で学習します。文部科学省の学習指導要領では、小学2年生の算数で「乗法(掛け算)」の単元が設定されており、九九を学ぶことが明記されています。

多くの小学校では、2年生の2学期から九九の学習が本格的に始まります。10月頃から2の段を学び始め、3学期の終わりまでに9の段まですべて覚えることが目標でしょう。

九九の学習は、算数の中でも特に反復練習が重要な単元です。学校では毎日のように九九の練習時間が設けられ、家庭でも復習することが推奨されます。2年生の終わりまでにしっかり九九を覚えることが、その後の算数学習をスムーズにする鍵となるのです。

時期 学習内容 到達目標
2年生 2学期前半 掛け算の意味、2の段、5の段 掛け算の概念を理解する
2年生 2学期後半 3の段、4の段、6の段、7の段 基本的な段を覚える
2年生 3学期 8の段、9の段、1の段 九九をすべて暗記する

学習指導要領では、九九を「唱えて覚える」ことが推奨されています。リズムに乗せて声に出すことで、記憶に定着しやすくなるという考え方です。

小学1年生での掛け算の準備段階

実は掛け算の準備は、小学1年生からすでに始まっています。1年生では、掛け算という言葉は使わないものの、その基礎となる概念を学んでいるのです。

1年生では「まとまり」の概念を学習します。「3つずつ4つ分」といった表現で、同じ数のまとまりがいくつあるかを数える練習をするでしょう。これが掛け算の基礎的な考え方なのです。

【1年生で学ぶ掛け算の準備】

・「3個ずつ4つ分で、全部で何個?」

→ 3 + 3 + 3 + 3 = 12個

・絵を見て「2つずつ5つ分」と表現する

・同じ数を繰り返し足す計算

また、1年生では足し算と引き算を徹底的に学習します。特に繰り上がりのある足し算は、九九を覚える際の基礎となる計算力を養うのです。

数の並びや規則性を見つける活動も、九九を理解する上で重要な準備になります。例えば、2、4、6、8と2ずつ増えていく数列を見つける活動は、2の段の理解につながるでしょう。

2年生から3年生への発展学習

2年生で九九を覚えた後、3年生以降は九九を使った計算へと発展していきます。九九そのものを暗記するだけでなく、それを活用する力が求められるのです。

3年生では、2桁や3桁の数と1桁の数の掛け算を学習します。例えば、23×4のような計算では、九九の知識が必須となるでしょう。また、掛け算の筆算も3年生で本格的に学びます。

学年 学習内容 九九との関連
小学2年生 九九の暗記(1×1から9×9) 基礎を固める
小学3年生 2桁×1桁、掛け算の筆算 九九を応用する
小学4年生 2桁×2桁、3桁×2桁 複雑な計算で使う
小学5年生以降 小数・分数の掛け算、面積計算 様々な場面で活用

4年生以降も、割り算や面積の計算など、九九の知識を使う場面は数多くあります。九九が完璧に身についていないと、これらの学習でつまずく原因となってしまうのです。

このように、九九は2年生で学ぶ単元ですが、その影響は小学校全体、そして中学校以降の数学にまで及びます。2年生での確実な習得が、その後の算数・数学の理解を大きく左右するといえるでしょう。

九九(2の段から9の段)の基本と構造

続いては九九の基本的な構造を確認していきます。

九九の意味と掛け算の考え方

九九とは、1から9までの数同士の掛け算の答えをまとめたものです。正式には「九九」という言葉は「九×九」から来ており、1の段から9の段まで全部で81通りの計算があります。

掛け算は「同じ数をいくつか集めた合計」を求める計算です。例えば、3×4は「3が4つ分」という意味で、3 + 3 + 3 + 3 = 12と同じ結果になります。

【掛け算の意味】

3 × 4 = 12

「3が4つ分」または「4が3つ分」

3 + 3 + 3 + 3 = 12

または

4 + 4 + 4 = 12

掛け算の記号「×」は「かける」と読みます。3×4は「さんかけるよん」または「さんしが」と読むのが一般的です。九九では「さんしじゅうに」のように、リズムよく唱えることで覚えやすくしています。

掛け算を使うと、同じ数を何度も足す計算を簡単にできます。例えば、3円のガムを4個買うとき、3 + 3 + 3 + 3と計算するより、3×4 = 12と計算する方が速く正確でしょう。

2の段から9の段の特徴

九九の各段には、それぞれ特徴や覚えやすいポイントがあります。これらの特徴を知ることで、効率的に覚えられるのです。

【各段の特徴】

2の段 偶数が並ぶ(2、4、6、8、10、12、14、16、18)

5の段 答えが5か0で終わる(5、10、15、20、25、30、35、40、45)

9の段 答えの十の位と一の位を足すと9になる(18→1+8=9、27→2+7=9)

1の段 掛ける数がそのまま答え(1×3=3、1×7=7)

覚えやすさ ポイント
1の段 ★★★★★ 答えは掛ける数と同じ
2の段 ★★★★★ 2ずつ増える、偶数
5の段 ★★★★★ 5ずつ増える、5か0で終わる
3の段 ★★★☆☆ 3ずつ増える
4の段 ★★★☆☆ 4ずつ増える、2の段の2倍
6の段 ★★☆☆☆ 6ずつ増える
7の段 ★★☆☆☆ 多くの子が苦手
8の段 ★★☆☆☆ 数が大きくなる
9の段 ★★★☆☆ 十の位と一の位の和が9

一般的に、2の段、5の段、1の段は覚えやすく、7の段、6の段、8の段は苦手とする子が多い傾向があります。特に7×7=49、7×8=56、6×8=48あたりは間違えやすいポイントでしょう。

9の段には面白い規則性があります。9×1=09、9×2=18、9×3=27と見ていくと、十の位は0、1、2と増え、一の位は9、8、7と減っていくのです。この規則性に気づくと、9の段が覚えやすくなります。

九九の順序と交換法則

九九には重要な性質である交換法則があります。これは「3×4」と「4×3」の答えが同じになるという法則です。

【交換法則の例】

3 × 4 = 12

4 × 3 = 12

順序を入れ替えても答えは同じ

7 × 8 = 56

8 × 7 = 56

交換法則を理解すると、覚える量が実質的に半分になります。例えば、7×8を忘れても8×7が分かれば答えが出せるのです。また、九九の表を見ると、対角線を境に対称になっていることが分かります。これは交換法則によるものなのです。

学校では通常、「2×3」のように小さい数から大きい数へ掛ける順序で教えます。しかし、実際の計算では「3個のものが2つ」という状況も「2個のものが3つ」という状況もあるため、どちらの順序でも理解できることが重要でしょう。

九九は通常、段ごとに順番に唱えます。「にいちがに、ににんがし、にさんがろく」という具合です。しかし、完全に習得した後は、ランダムな順序でも答えられることが大切です。例えば「7×6は?」と突然聞かれても、すぐに「42」と答えられる状態が理想的なのです。

九九の効果的な覚え方

続いては九九の効果的な覚え方を確認していきます。

段階的に覚える方法

九九を覚える基本は、段階的に進めることです。一度にすべての段を覚えようとせず、1つずつ確実に身につけていくことが成功の秘訣でしょう。

多くの学校では、覚えやすい順序で九九を導入します。最初に2の段と5の段を学び、次に3の段、4の段と進んでいくのが一般的です。

【推奨される学習順序】

1. 2の段、5の段(覚えやすい)

2. 3の段、4の段(やや簡単)

3. 6の段、7の段(難しい)

4. 8の段、9の段(難しい)

5. 1の段(最も簡単、最後でもよい)

各段を覚える際は、以下のステップを踏むと効果的です。まず、その段の九九を声に出して繰り返し唱えます。次に、絵や図を使って意味を理解します。そして、カードやプリントで確認テストをするのです。

ステップ 方法 目安時間
1. 音読 その段を10回以上声に出す 3〜5分
2. 視覚化 絵や図で意味を確認 5分
3. 確認テスト 順番通りに言えるか確認 3分
4. ランダムテスト バラバラの順序で答える 5分
5. 定着確認 翌日も覚えているか確認 3分

重要なのは、毎日少しずつ練習することです。1日に30分集中して練習するより、1日5分でも毎日続ける方が記憶に定着しやすいでしょう。寝る前の5分間を九九の練習時間にするのもおすすめです。

歌や語呂合わせを使った覚え方

歌や語呂合わせは、九九を楽しく覚える効果的な方法です。リズムやメロディーに乗せることで、記憶に残りやすくなります。

九九の歌は、様々なバージョンが市販されています。CDやYouTubeで聞ける九九の歌を使うと、子どもが自然に口ずさむようになるでしょう。車の中や食事の時間など、日常的に歌を流すのも効果的です。

【覚えにくい九九の語呂合わせ例】

6×6=36 「むむむ、36(さぶろく)だ」

6×7=42 「ムーミンに死に(42)神(紙)が出た」

6×8=48 「むやみに白(48)髪は抜かない」

7×7=49 「しちしち49、質屋(しちや)で死苦(しく)」

7×8=56 「しちは、ごろう(56)」

8×8=64 「ババは虫歯(64)」

子ども自身が語呂合わせを考えることも、記憶の定着に効果的です。たとえ変な語呂合わせでも、自分で作ったものは忘れにくいのです。親子で一緒に面白い語呂合わせを考える時間を持つと、楽しみながら学習できるでしょう。

九九の表をトイレや子ども部屋の壁に貼っておくのも、視覚的に覚える助けになります。何度も目にすることで、自然に頭に入ってくるのです。

ゲームや実生活での練習方法

九九をゲームや日常生活の中で練習することで、楽しみながら定着させることができます。勉強というより遊びの延長として取り組めるのが理想的でしょう。

九九カードを使った神経衰弱ゲームは、人気の練習方法です。「3×4」と「12」のカードをペアにして、神経衰弱のルールで遊びます。楽しみながら九九を覚えられるのです。

【家庭でできる九九練習ゲーム】

・九九カードの神経衰弱

・九九ビンゴゲーム

・親子で九九対決(タイムを競う)

・九九すごろく

・九九クイズ(答えられたらシールを貼る)

日常生活の中で九九を使う場面を見つけることも大切です。買い物のとき「1個80円のお菓子を3個買うといくら?」と質問したり、お皿を並べるとき「4人家族で2枚ずつだと全部で何枚?」と聞いたりするのです。

場面 九九の活用例
買い物 「3個で○○円」の計算
料理 「2人分を4人分に増やす」計算
お手伝い 「5枚ずつ3人に配る」場面
遊び 「トランプを4人に7枚ずつ配る」場面

スマートフォンやタブレットの九九アプリも、練習ツールとして活用できます。ゲーム感覚で楽しく学べるアプリが多数あり、子どもが自主的に取り組みやすいでしょう。

重要なのは、「間違えても叱らない」ことです。間違いは学習のチャンスと捉え、「惜しい!もう一度やってみよう」と励ますことが、子どものやる気を保つ秘訣なのです。

掛け算の筆算と2桁の掛け算への発展

続いては掛け算の筆算と発展的な内容を確認していきます。

掛け算の筆算の基本

掛け算の筆算は、九九を使って大きな数の掛け算を計算する方法です。小学3年生で学習し、九九の知識が必須となります。

筆算では、数を縦に書き、下の位から順番に計算していきます。九九で求めた答えを適切な位に書き、繰り上がりがある場合は上の位に足していくのです。

【掛け算の筆算の例】

23 × 4 の計算

23

× 4

―――

92

手順

1. 3×4=12 → 一の位に2、十の位へ1繰り上げ

2. 2×4=8、繰り上がりの1を足して9 → 十の位に9

答え 92

筆算では、九九を正確に使えることが大前提です。九九があやふやだと、筆算の計算でミスが頻発してしまいます。逆に、九九がしっかり身についていれば、筆算の理解もスムーズに進むのです。九九の重要性が改めて実感される場面といえるでしょう。

繰り上がりの処理が、筆算で最も間違えやすいポイントです。繰り上がった数を小さく書いておき、次の計算で忘れずに足すことが大切でしょう。

2桁×1桁の掛け算

2桁×1桁の掛け算は、小学3年生で学ぶ内容です。これは九九を2回使って計算するため、九九が完璧に身についていることが重要になります。

【2桁×1桁の計算例】

46 × 3 = 138

46

× 3

―――

138

計算の流れ

1. 6×3=18(一の位に8、十の位へ1繰り上げ)

2. 4×3=12、繰り上がりの1を足して13

3. 答えは138

この計算では、九九の「6×3」と「4×3」を使っています。九九がすぐに出てこないと、計算に時間がかかったり間違えたりしてしまうのです。

計算の種類 必要な九九
2桁×1桁(繰り上がりなし) 21 × 3 = 63 1×3、2×3
2桁×1桁(繰り上がりあり) 46 × 3 = 138 6×3、4×3
3桁×1桁 123 × 4 = 492 3×4、2×4、1×4

2桁×1桁の文章題では、「1個46円のお菓子を3個買うと全部でいくら?」といった実用的な問題が出されます。このような問題を通じて、掛け算の意味を理解することも大切でしょう。

2桁×2桁の掛け算と発展

2桁×2桁の掛け算は、小学4年生で学習する内容です。九九を複数回使う高度な計算となります。

【2桁×2桁の計算例】

23 × 14 = 322

23

×14

―――

92 (23×4の結果)

23  (23×1の結果、1桁左にずらす)

―――

322

使う九九 3×4、2×4、3×1、2×1

2桁×2桁の計算では、部分積を正しい位に書くことが重要です。十の位の数で掛けた結果は、1桁左にずらして書く必要があるのです。

さらに高学年になると、3桁×2桁、小数の掛け算、分数の掛け算へと発展していきます。これらすべての基礎となるのが、2年生で学ぶ九九なのです。

九九が完璧に身についていれば、4年生以降の複雑な掛け算も理解しやすくなります。逆に九九があやふやなままだと、学年が上がるにつれて算数が苦手になってしまう可能性が高いのです。だからこそ、2年生での九九の習得が極めて重要なのです。

高学年では、面積や体積の計算でも掛け算を頻繁に使います。「縦5cm、横7cmの長方形の面積は?」といった問題では、5×7の九九を使うのです。

学年 掛け算の発展内容
小学2年生 九九の暗記(基礎)
小学3年生 2桁×1桁、掛け算の筆算
小学4年生 2桁×2桁、3桁×2桁
小学5年生 小数の掛け算、分数の掛け算
小学6年生 複雑な計算、文章題での応用

このように、九九は算数学習の土台となる極めて重要な単元です。2年生でしっかり覚えることが、その後の算数の理解を左右するといっても過言ではないでしょう。

まとめ

九九は小学2年生で学習し、2の段から9の段まで合計81通りの掛け算を覚えます。多くの学校では2年生の2学期から九九の学習が始まり、3学期の終わりまでにすべて暗記することが目標です。1年生での「まとまり」の概念学習が準備段階となり、3年生以降は九九を使った筆算や2桁の掛け算へと発展していきます。

九九には各段の特徴があり、2の段や5の段は覚えやすく、7の段や6の段は苦手とする子が多い傾向があります。交換法則により実質的に覚える量は半分になるため、この性質を理解することも重要でしょう。効果的な覚え方としては、段階的に進める方法、歌や語呂合わせ、ゲームや日常生活での練習があり、毎日少しずつ続けることが記憶定着の秘訣です。

九九は3年生以降の掛け算の筆算、2桁×1桁、2桁×2桁の計算すべての基礎となります。九九が完璧に身についていれば、これらの発展的な内容もスムーズに理解できるのです。さらに高学年の面積計算や小数・分数の掛け算でも九九の知識が必須となります。

九九は2年生で学ぶ単元ですが、その影響は小学校全体、そして中学校以降の数学にまで及ぶ重要な学習内容でしょう。お子さんが九九でつまずいている場合は、焦らず段階的に、楽しみながら練習を続けることをおすすめします。毎日少しずつでも継続することで、必ず身につく内容です。