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概数は何年生で習う?四捨五入との関係や使い方も!(およその数・がい数・四捨五入・切り上げ・切り捨てなど)

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概数は何年生で習う?四捨五入との関係や使い方も!(およその数・がい数・四捨五入・切り上げ・切り捨てなど)

お子さんが算数で「およその数」や「がい数」といった言葉を習ってくると、「正確な数じゃなくていいの」と不思議に思われることもあるのではないでしょうか。概数は、日常生活で非常によく使われる便利な考え方です。

概数とは、正確な数値ではなく、おおよその数で表したもののこと。例えば、「観客は約3000人」「値段は1万円くらい」といった表現は、すべて概数を使っています。細かい数字よりも、全体の大きさを把握することが重要な場面で活躍するのです。

この記事では、概数を何年生で習うのか、四捨五入との関係、そして切り上げや切り捨てといった概数の求め方まで詳しく解説していきます。およその数の意味や使い方を理解して、実生活でも役立てていきましょう。

概数は何年生で習う?【結論】

それではまず、概数を何年生で学習するのかについて解説していきます。

小学3年生で学習する概数

概数は小学3年生の算数で初めて学習します。具体的には、3年生の2学期から3学期にかけて「大きな数」の単元で扱われることが一般的でしょう。

3年生では、「およその数」という言葉で概数の考え方に触れます。千の位までの数を百の位で四捨五入して、おおよその数で表す練習をするのです。この段階では、四捨五入という言葉は使わず、「切り上げる」「切り捨てる」といった表現で学習することが多いでしょう。

概数の学習時期:小学3年生(2学期~3学期)

学習内容:およその数、概数の意味、簡単な四捨五入

4年生になると、「がい数」という正式な名称で学習し、四捨五入の考え方をより深く理解します。また、上から1桁や2桁の概数で表す方法も学ぶでしょう。5年生以降は、概数を使った計算や、小数の概数なども扱います。

学習指導要領での位置づけ

文部科学省の学習指導要領では、第3学年の目標として「概数の意味を理解し、目的に応じて用いることができるようにする」ことが明記されています。概数は、数の感覚を養い、実用的な数の扱い方を身につけるための重要な学習内容なのです。

小学校では、学年が上がるにつれて段階的に概数の理解を深めていきます。3年生で基礎を学び、4年生で四捨五入を習得し、5年生以降で応用的な使い方を学ぶという流れです。

学年 学習内容
3年生 およその数、切り上げ・切り捨て 356を百の位で表すと約400
4年生 がい数、四捨五入、上から〇桁 3456を上から2桁で表すと3500
5年生 小数の概数、概数の計算 3.74を四捨五入すると約4
6年生 概数を使った見積もり 買い物の合計金額の見積もり

概数を学ぶ前に必要な知識

概数を理解するには、いくつかの前提知識が必要です。まず位の概念をしっかり理解していることが重要でしょう。一の位、十の位、百の位、千の位といった、数の桁の意味を知っておく必要があります。

また、大きな数の感覚も欠かせません。100と1000の違い、1000と10000の違いといった、数の大きさの感覚が身についていると、概数の学習がスムーズになります。これらは3年生の「大きな数」の単元で学習する内容ですね。

さらに、数直線の理解も役立ちます。ある数が100に近いのか200に近いのかを判断する際、数直線上での位置関係を考えることが多いのです。これらの基礎があって初めて、概数という新しい考え方が身につくでしょう。

概数とは何か(およその数・がい数)

続いては、概数の定義と意味を確認していきます。

概数の定義と意味

概数とは、正確な数値ではなく、おおよその数で表したもののことです。「およその数」や「がい数」とも呼ばれ、細かい部分を省略して、全体の大きさを分かりやすく表現します。

【概数の例】

正確な数:観客数は2847人でした

概数:観客数は約3000人でした

正確な数:値段は9780円です

概数:値段は約1万円です

概数を使う理由は、細かい数字よりも全体像を把握する方が重要な場合があるからです。「観客数は2847人」と言われても、ぱっとイメージしにくいですよね。しかし「約3000人」と言われれば、すぐに規模が想像できるでしょう。

概数には、「約」「およそ」「だいたい」「〜くらい」といった言葉が付くことが多いです。これらは、正確な数ではないことを示す目印になっています。

概数の特徴

1. 正確な数より分かりやすい

2. 全体の大きさを把握しやすい

3. 計算がしやすくなる

4. 日常生活でよく使われる

概数を使う場面

私たちの生活の中で、概数はさまざまな場面で使われています。正確な数が必要ない場合や、大まかな把握で十分な場合に便利なのです。

【ニュースや統計】

「東京の人口は約1400万人です」

「今年の来場者数は約50万人でした」

「気温は約30度まで上がる見込みです」

ニュースでは、正確な数字よりも、概数で大まかな規模を伝える方が分かりやすいことが多いでしょう。

【買い物の見積もり】

「この商品は約500円だから、3個買うと1500円くらいかな」

「合計で1万円くらい用意すれば足りそうだ」

買い物の際に、おおよその金額を計算するときも概数を使います。正確な計算をする前に、概数で見積もることで、予算内に収まるか確認できるのです。

【距離や時間】

「学校まで約2キロメートルです」

「電車で約30分かかります」

距離や時間を伝える際も、概数を使うことが多いですね。「28分」より「約30分」の方が、相手に伝わりやすいでしょう。

概数の表し方

概数を表す際には、どの位で区切るかが重要です。状況に応じて、適切な単位で概数を表します。

正確な数 十の位で 百の位で 千の位で
2847 約2850 約2800 約3000
3456 約3460 約3500 約3000
9873 約9870 約9900 約10000

「上から1桁の概数」「上から2桁の概数」といった表し方もあります。

【例:3456を概数で表す】

上から1桁の概数:3000(千の位まで残す)

上から2桁の概数:3500(百の位まで残す)

上から3桁の概数:3460(十の位まで残す)

どの位で区切るかは、目的によって変わります。人口のような大きな数では千の位や万の位で、値段なら百の位や十の位で表すことが多いでしょう。適切な単位を選ぶことが、概数を上手に使うコツなのです。

四捨五入・切り上げ・切り捨ての方法

続いては、概数を求める具体的な方法を確認していきます。

四捨五入とは

四捨五入とは、ある位で概数にする際、その下の位の数が0~4なら切り捨て、5~9なら切り上げる方法です。概数を求める最も一般的な方法でしょう。

四捨五入のルール

切り捨てる数:0、1、2、3、4

切り上げる数:5、6、7、8、9

【例題1】2847を百の位で四捨五入しなさい

百の位で概数にするので、十の位を見る

十の位は4なので切り捨て

答え:2800

【例題2】3856を百の位で四捨五入しなさい

百の位で概数にするので、十の位を見る

十の位は5なので切り上げ

答え:3900

四捨五入の手順は以下の通りです。

【四捨五入の手順】

1. どの位で概数にするか確認する

2. その位の一つ下の位を見る

3. 0~4なら切り捨て、5~9なら切り上げ

4. それより下の位は0にする

四捨五入は、数を5を境目として、より近い方の概数にする方法。2847は2800と2900のちょうど中間である2850より小さいので2800に、3856は3850より大きいので3900になるわけですね。

切り上げとは

切り上げとは、ある位で概数にする際、その下の位に1でも数があれば、一つ上に繰り上げる方法です。少しでも多めに見積もりたい場合に使います。

【例題】2847を百の位で切り上げなさい

百の位で概数にするので、十の位と一の位を見る

十の位と一の位に47があるので切り上げる

答え:2900

【例題】3800を百の位で切り上げなさい

十の位と一の位が00なので切り上げない

答え:3800

切り上げを使うのは、以下のような場面です。

場面 理由
必要な材料の数 不足しないように 238人なら、100人用の材料を3セット用意
必要な車の台数 全員乗れるように 23人なら、5人乗りの車が5台必要
必要な時間 余裕を持って 28分かかるなら、30分は見ておく

切り上げは、「足りない」「間に合わない」といった事態を避けるための安全策。少しでも端数があれば一つ上の単位が必要という考え方なのです。

切り捨てとは

切り捨てとは、ある位で概数にする際、その下の位をすべて無視して0にする方法です。少なめに見積もりたい場合や、確実な数だけを考えたい場合に使います。

【例題】2847を百の位で切り捨てなさい

百の位で概数にするので、十の位と一の位を切り捨てる

答え:2800

【例題】3956を百の位で切り捨てなさい

十の位が5でも9でも関係なく、すべて切り捨てる

答え:3900

切り捨てを使うのは、以下のような場面です。

【切り捨てを使う場面】

予算の範囲内で買い物:1480円の予算で100円の商品なら、14個まで買える

確実に準備できる数:258個作れるなら、確実に準備できるのは250個

年齢:5歳8か月の子どもは「5歳」と表現

切り捨ては、確実な数や、超えてはいけない上限を考える際に使われます。四捨五入や切り上げと違い、常に元の数より小さくなるという特徴があるのです。

概数の使い方と計算

続いては、概数を実際に使う方法を確認していきます。

概数の足し算・引き算

概数を使った計算では、まず概数にしてから計算するのが基本です。正確な答えは出ませんが、おおよその結果を素早く知ることができます。

【例題】2847+3156をそれぞれ千の位で四捨五入してから計算しなさい

2847を四捨五入すると3000

3156を四捨五入すると3000

3000+3000=6000

答え:約6000

(正確な答えは6003なので、ほぼ同じ)

【例題】7834-2145をそれぞれ千の位で四捨五入してから計算しなさい

7834を四捨五入すると8000

2145を四捨五入すると2000

8000-2000=6000

答え:約6000

(正確な答えは5689なので、少し違いがある)

概数で計算すると、必ずしも正確な答えにはなりません。しかし、全体の規模を把握したり、暗算で素早く見積もったりする際には非常に便利でしょう。

概数計算のポイント

1. 先に概数にしてから計算する

2. 計算結果も概数であることを忘れない

3. 「約」「およそ」を付けて答える

4. 正確な答えが必要な場合は使わない

概数を使った見積もり

見積もりとは、正確に計算する前に、概数を使っておおよその結果を予測することです。買い物や時間の計算など、日常生活でよく使われる技術でしょう。

【買い物の見積もり例】

198円の商品を5個買う場合

198円を約200円として計算

200×5=1000円

約1000円必要(実際は990円)

【複数の買い物の見積もり例】

398円、512円、689円の商品を買う場合

398円→約400円

512円→約500円

689円→約700円

400+500+700=1600円

約1600円必要(実際は1599円)

見積もりの利点は、暗算でできることと、必要な金額をすぐに把握できることです。特に買い物では、予算内に収まるかどうかを確認するのに役立ちますね。

場面 見積もり方 目的
買い物 値段を切り上げて計算 予算オーバーを防ぐ
時間計算 所要時間を切り上げ 遅刻を防ぐ
距離計算 四捨五入で概算 おおよその距離を把握
人数確認 四捨五入で概算 全体の規模を把握

日常生活での概数の活用

概数は、算数の授業だけでなく、実生活のあらゆる場面で活用されています。意識していないだけで、私たちは毎日のように概数を使っているのです。

【料理での活用】

「水を約200ml入れる」

「砂糖を大さじ約2杯」

「約15分煮込む」

料理では、厳密に量らなくても、概数で十分な場合が多いですね。「だいたいこのくらい」という感覚は、概数の理解から来ています。

【スポーツでの活用】

「観客は約5万人」

「100m走で約11秒」

「約50メートル投げた」

スポーツの記録や観客数なども、概数で表されることが多いでしょう。正確な数より、全体の印象を伝えることが重要なのです。

【日常会話での活用】

「駅まで約10分」

「身長は約160センチ」

「体重は約50キロ」

日常会話では、正確な数を言うより、概数で伝える方が自然なことが多いですね。概数を使うことで、コミュニケーションがスムーズになるのです。

概数を使いこなすメリット

1. 暗算が得意になる

2. 数の大きさの感覚が身につく

3. 見積もりが上手になる

4. 日常生活で役立つ

まとめ

概数は小学3年生で初めて学習し、4年生以降で段階的に理解を深めていく重要な概念です。正確な数ではなく、おおよその数で表すことで、全体の大きさを把握しやすくなります。

概数を求める方法には、四捨五入、切り上げ、切り捨ての3種類があります。四捨五入は5を境目として近い方に丸める方法、切り上げは少しでも端数があれば上に繰り上げる方法、切り捨ては端数をすべて無視する方法です。状況に応じて使い分けることが大切でしょう。

概数は、ニュースや統計、買い物の見積もり、距離や時間の表現など、日常生活のあらゆる場面で使われています。正確な数が必要ない場合や、大まかな把握で十分な場合に、概数は非常に便利なのです。

概数を使った計算では、まず概数にしてから計算することで、暗算で素早く見積もることができます。買い物や時間計算など、実生活での見積もりに役立つ技術です。

概数の考え方を身につけることで、数の感覚が養われ、暗算力も向上します。また、状況に応じて適切な精度で数を扱える柔軟性も身につくでしょう。概数は、算数の学習だけでなく、生きていく上で欠かせない実用的なスキルなのです。日常生活の中で意識的に概数を使ってみることで、理解がさらに深まっていきますよ。