「棒グラフっていつ習うの?」「縦軸や横軸の使い方がよくわからない」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
棒グラフは、データを視覚的にわかりやすく表現する方法として、算数や数学だけでなく日常生活でも頻繁に目にするグラフです。
目盛りの読み方や棒の高さの意味を正しく理解することが、データの整理や分析の第一歩となります。
この記事では、棒グラフを習う学年や時期はもちろん、縦軸・横軸の設定方法、目盛りの取り方、棒の高さの正しい描き方、そしてグラフの読み取り方まで、わかりやすく解説していきます。
予習や復習に活用したい方も、お子さまの学習をサポートしたい保護者の方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
棒グラフは小学3年生で習う!学習時期と内容
それではまず、棒グラフをいつ・どのような流れで学ぶのかについて解説していきます。
棒グラフは、小学3年生の算数で初めて本格的に習う単元です。
学習時期としては、小学3年生の2学期から3学期にかけて扱われることが多く、学校によって多少前後しますが、おおよそ10月〜2月ごろに学ぶケースが一般的でしょう。
小学2年生では表やグラフの基礎に触れる程度ですが、3年生になると縦軸・横軸・目盛りといった概念をしっかり学び、自分でグラフを作成できるようになります。
小学3年生での棒グラフ学習
小学3年生では、「表とグラフ」という単元の中で棒グラフを学びます。
具体的には、身近なテーマ(好きな果物、通学方法、曜日ごとの天気など)をもとに、データを集めて表にまとめ、それを棒グラフに表すという流れです。
この段階では、縦軸に数量、横軸に項目を取る「縦棒グラフ」が中心となります。
・表の見方と作り方
・棒グラフの縦軸と横軸の意味
・目盛りの読み方と数え方
・データから棒グラフを作る方法
・棒グラフからデータを読み取る方法
最初は先生が用意した表をグラフにする練習から始まり、徐々に自分でデータを集めてグラフにする活動へと発展していきます。
小学4年生以降での発展
小学4年生になると、棒グラフの学習がさらに発展します。
横棒グラフや、複数のデータを比較する「折れ線グラフ」との組み合わせなども学びます。
また、目盛りの取り方が1目盛り1ではなく、1目盛り5や10といった工夫が必要な場面も増えてくるでしょう。
| 学年 | 学習内容 |
|---|---|
| 小学2年生 | 簡単な表やグラフの見方(準備段階) |
| 小学3年生 | 棒グラフの書き方と読み方の基礎 |
| 小学4年生 | 折れ線グラフ、2つのグラフの比較 |
| 小学5年生 | 複雑なグラフの読み取り、割合との組み合わせ |
小学3年生で習う基本的な棒グラフが、その後の学習すべての土台になるため、しっかりとマスターすることが重要です。
学習指導要領での位置づけ
文部科学省の学習指導要領では、棒グラフは「データの活用」領域に含まれます。
小学3年生の目標として、「身の回りの事象について分類整理し、表やグラフを用いて表現したり読み取ったりする」ことが掲げられています。
単にグラフを描くだけでなく、データを整理して分析する力、情報を読み取る力を養うことが目的です。
これらの力は、算数だけでなく理科や社会科、さらには日常生活でも活用できる重要なスキルとなるでしょう。
棒グラフの書き方を徹底解説
続いては、棒グラフの具体的な書き方を確認していきます。
棒グラフを正しく描くためには、縦軸・横軸・目盛り・棒の高さといった要素を適切に設定する必要があります。
縦軸と横軸の設定方法
棒グラフを描くとき、まず縦軸と横軸に何を設定するかを決めることが重要です。
一般的な縦棒グラフの場合、横軸には項目(種類)を、縦軸には数量を取ります。
【縦棒グラフの軸の設定例】テーマ:クラスの好きな果物調べ
横軸(項目):りんご、みかん、バナナ、ぶどう
縦軸(数量):人数(0人、5人、10人、15人…)
このように、「何を」調べたかが横軸、「どれくらい」あるかが縦軸になります。
横棒グラフの場合は、縦軸と横軸が逆になります。縦軸に項目、横軸に数量を取るのが基本です。
どちらを使うかは、表現したいデータの種類や、グラフを見る人にとってどちらがわかりやすいかで判断しましょう。
目盛りの取り方とポイント
目盛りの設定は、棒グラフを描く上で最も重要なポイントのひとつです。
目盛りは等間隔に取ることが絶対のルールです。
1目盛りの大きさを決めるときは、扱うデータの最大値を考慮します。
→ 1目盛り1で、0から25くらいまで設定データの最大値が150の場合
→ 1目盛り10で、0から200くらいまで設定
→ または1目盛り20で、0から200まで設定
データの最大値が850の場合
→ 1目盛り100で、0から1000まで設定
目盛りを取るときの注意点は以下のとおりです。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 等間隔 | 目盛りの間隔は必ず同じにする |
| わかりやすい数 | 1、2、5、10、20、50、100など、きりの良い数を使う |
| 0から始める | 縦軸は基本的に0から始める(例外もある) |
| 最大値を超える | データの最大値より少し大きめに設定する |
目盛りが不適切だと、グラフ全体が見にくくなったり、データの比較がしにくくなったりするため、慎重に設定しましょう。
棒の高さの正しい描き方
棒グラフの棒は、数量に対応する目盛りの高さまで正確に描くことが基本です。
たとえば、りんごが12人だった場合、縦軸の12の位置まで正確に棒を引きます。
2. 各項目の位置を等間隔で決める
3. データの数値を確認する(りんご12人など)
4. 縦軸の該当する目盛り(12の位置)まで棒を引く
5. 棒の幅はすべて同じにする
6. 棒と棒の間隔も等しくする注意点:
・棒の幅は適度に太く、見やすくする
・定規を使ってまっすぐ描く
・色分けする場合は見やすい色を選ぶ
棒の高さが正確でないと、データの比較ができなくなってしまいます。
特に、目盛りが1目盛り5や10の場合は、中間の値(7や15など)をどこに描くか迷うことがあるでしょう。
その場合は、目盛りと目盛りの間を目測で等分して描くことになります。定規を使って丁寧に描くことが大切です。
棒グラフの読み方とデータの整理
続いては、棒グラフからデータを読み取る方法と、データの整理の仕方を確認していきます。
グラフを描くことと同じくらい、グラフから正確に情報を読み取ることも重要なスキルです。
棒グラフから情報を読み取る方法
棒グラフを読み取るときは、以下のステップで進めます。
2. 縦軸と横軸が何を表しているか確認する
3. 目盛りの単位を確認する(1目盛りが何を表すか)
4. 各棒の高さから数値を読み取る
5. データ全体の傾向をつかむ【読み取りのポイント】
・最も多いものはどれか
・最も少ないものはどれか
・数値の差はどれくらいか
・全体の合計はいくつか
目盛りの単位を間違えると、数値を大きく読み間違えてしまいます。
たとえば、1目盛りが10の場合、3つ目の目盛りは「3」ではなく「30」です。必ず目盛りの単位を確認してから読み取りましょう。
データの比較と分析
棒グラフの大きな利点は、複数のデータを視覚的に比較しやすいことです。
棒の高さを見比べることで、どの項目が多いか、どれくらいの差があるかが一目でわかります。
| 比較の観点 | 見るポイント |
|---|---|
| 最大値と最小値 | 最も高い棒と最も低い棒を見つける |
| 差の大きさ | 棒の高さの違いから数値の差を読み取る |
| 順位 | 多い順・少ない順に並べ替えて考える |
| 合計 | すべての棒の数値を足し合わせる |
りんご:15人
みかん:10人
バナナ:8人
ぶどう:7人分析結果:
・最も人気があるのはりんご
・りんごとみかんの差は5人
・最も人気が低いのはぶどう
・クラス全体は40人
・りんごを選んだ人が全体の約4割
このように、グラフから様々な情報を読み取り、分析することができます。
棒グラフを使った問題の解き方
テストでは、棒グラフを見て質問に答える問題がよく出題されます。
問題のパターンと解き方を確認しておきましょう。
→ 棒の高さが最も高いものを選ぶ問題2:「りんごは何人ですか」
→ りんごの棒の高さから数値を読み取る(目盛りに注意)
問題3:「りんごとみかんの差は何人ですか」
→ 2つの数値を読み取って引き算する
問題4:「全部で何人ですか」
→ すべての数値を足し合わせる
問題5:「バナナはみかんの何倍ですか」
→ バナナの数値÷みかんの数値で計算
問題を解くときは、慌てずに目盛りを確認し、正確に数値を読み取ることが最も重要です。
計算ミスを防ぐため、読み取った数値をメモしてから計算するのも良い方法でしょう。
棒グラフでよくあるミスと注意点
続いては、棒グラフを作成したり読み取ったりする際によくあるミスと、その対策を確認していきます。
これらのミスを事前に知っておくことで、正確なグラフ作成と読み取りができるようになります。
目盛りに関するミス
棒グラフで最も多いミスが、目盛りに関するものです。
| ミスの内容 | 対策 |
|---|---|
| 目盛りの間隔が不均等 | 定規を使って正確に等間隔で引く |
| 1目盛りの単位を間違える | 最初に「1目盛り=〇〇」と明記する |
| 目盛りの数え間違い | 0から数え始め、指で追いながら数える |
| 中途半端な単位を使う | 1、2、5、10など、きりの良い数を使う |
特に、1目盛りが5や10の場合、その間の数値(7や15など)をどこに描くかで迷うことがあります。
その際は、目盛りと目盛りの間を目測で等分して描きましょう。
棒の描き方の誤り
棒の描き方でよくあるミスも確認しておきましょう。
→ すべての棒を同じ幅にするミス2:棒が斜めになっている
→ 定規を使って縦にまっすぐ引く
ミス3:棒の高さが不正確
→ 目盛りをよく確認して正確に描く
ミス4:棒と棒が離れすぎている、または近すぎる
→ 等間隔に配置する
ミス5:0の位置から棒が始まっていない
→ 必ず横軸(0の位置)から描き始める
棒の見た目がきれいでないと、グラフ全体が見にくくなります。
丁寧に、定規を使って描くことを心がけましょう。
データ整理での注意点
グラフを描く前の段階、つまりデータを整理する段階でも注意が必要です。
データの数え間違いや記録ミスがあると、グラフ自体が正しくなくなってしまいます。
→ 数え間違いを防ぐため、正の字でカウント2. 表を先に作る
→ いきなりグラフを描かず、まず表にまとめる
3. 合計を確認する
→ 全体の人数や個数が合っているか確認
4. 重複や漏れをチェック
→ 同じものを2回数えていないか、数え忘れがないか確認
5. 単位を明記する
→ 「人」「個」「匹」など、何を数えたか書いておく
データの整理が正確でなければ、どんなに上手にグラフを描いても意味がありません。
データ収集と整理の段階から、慎重に、正確に進めることが大切でしょう。
まとめ
今回は、棒グラフは何年生で習うかという疑問をはじめ、縦軸・横軸の設定、目盛りの取り方、棒の高さの描き方、データの読み取り方、そしてよくあるミスまで、幅広く解説してきました。
棒グラフは小学3年生で本格的に学ぶ単元で、2学期から3学期にかけて学習することが多い内容です。
縦軸には数量、横軸には項目を設定するのが基本で、目盛りは必ず等間隔に取り、棒の高さは正確に描くことが重要です。
グラフを読み取るときは、まず目盛りの単位を確認してから数値を読み取り、データの比較や分析を行います。
棒グラフは、算数だけでなく、理科や社会科、さらには日常生活のあらゆる場面で活用される重要なスキルです。
基本をしっかり押さえて、正確にグラフを描いたり読み取ったりできるようになりましょう!