ガロンは何の単位?意味や換算方法もわかりやすく解説!
ガロンという単位は、海外の飲料容器、自動車の燃費、ガソリン価格などで目にする機会があります。
ただし、ガロンにはアメリカで使われるものとイギリスで使われるものがあり、同じ1ガロンでも量が異なる点に注意が必要です。
日本ではリットルが一般的なため、数字だけを見ても、どれほどの量なのか直感的につかみにくいかもしれません。
この記事では、ガロンの意味、種類ごとの換算方法、身近な場面での見方をわかりやすく解説します。
ガロンの単位「液量」の意味と基本

それではまずガロンの単位について解説していきます。
液体の体積を表す容量単位
ガロンは、主に液体の体積や容量を表す単位です。
体積とは、ある物が占める空間の大きさを示す量で、液体の場合は容器にどれだけ入るかを表すときに使われます。
日本でよく使うリットルやミリリットルと同じく、飲み物、水、燃料、塗料などの量を数えるための単位です。
たとえば大きな給水タンクの容量が10ガロンと書かれていれば、そのタンクに入る水の量を示しています。重さを表しているわけではありません。
水1ガロンと油1ガロンは同じ体積でも、物質ごとの密度が違うため、重さは同じになりません。
ガロンは英語で gallon と書き、略して gal と表記されることがあります。
米国の商品説明では、5 gal のように数字の後ろに略号が付く形式がよく見られます。
一方で、英国やカナダなどでは、容量表示にリットルが広く使われる場面も増えています。
それでも、古い慣習が残る分野や、米国向け製品の仕様ではガロン表記に出会うでしょう。
重さの単位ではないため、ガロンをキログラムへ直接換算することはできません。
重さを知りたいときは、液体の密度も確認します。
アメリカ式とイギリス式の種類
日常的に見かけるガロンには、米液量ガロンと英ガロンの2種類があります。
米液量ガロンは United States gallon と呼ばれ、アメリカで飲料や燃料の容量を表す際に使われる単位です。
1米液量ガロンは約3.785リットルで、日本で単にアメリカガロンと呼ばれる場合は、通常こちらを指します。
英ガロンは Imperial gallon と呼ばれ、ヤードポンド法の影響を受けたイギリス式の容量単位です。
1英ガロンは約4.546リットルなので、1米液量ガロンよりもかなり大きな量になります。
同じ10ガロンでも、米液量ガロンなら約37.9リットル、英ガロンなら約45.5リットルです。差は約7.6リットルにもなります。
この違いを見落とすと、必要な液体量や容器の容量を誤って判断するおそれがあります。
特に自動車の燃費を比較するときは、どちらのガロンを基準にした数値なのかを確認することが大切です。
| 種類 | 英語表記 | 1ガロンの量 | 主な使用例 |
|---|---|---|---|
| 米液量ガロン | US liquid gallon | 約3.785リットル | 米国の燃料、飲料、容器 |
| 英ガロン | Imperial gallon | 約4.546リットル | 英国式の燃費、伝統的な表記 |
| 米乾量ガロン | US dry gallon | 約4.405リットル | 乾いた穀物などの計量 |
米乾量ガロンという種類もありますが、日常の買い物や自動車関連で見かける機会は多くありません。
商品の説明で単に gallon とだけある場合は、販売国、メーカー、用途を見て判断する習慣を付けると安心です。
ガロンとリットルの関係
米液量ガロンは約3.785リットル、英ガロンは約4.546リットルとして換算します。
リットルは国際的に広く使われる容量の単位で、日本のペットボトル、給油量、灯油容器にも採用されています。
そのため、ガロンを理解する近道は、まずリットルへ置き換えることです。
米液量ガロンを大まかに考えたいときは、1ガロンを約3.8リットルと覚えておくと便利でしょう。
たとえば4米液量ガロンは約15リットルなので、家庭用の大きなポリタンクに近い容量だとイメージできます。
ただし、正確な購入量や燃費計算では、約3.8ではなく3.785411784リットルを使う必要があります。
リットル = 米液量ガロン × 3.785411784
記号の意味
米液量ガロンは gal
リットルは L
計算例
2 gal × 3.785411784 L = 7.570823568 L
2米液量ガロンは約7.57リットルです。
逆にリットルを米液量ガロンへ換算するときは、リットルの数値を3.785411784で割ります。
単位の換算では、掛け算か割り算かを間違えやすいため、ガロンからリットルなら量が大きくなると意識すると確認しやすくなります。
ガロンからリットルへの換算方法
続いてはガロンからリットルへの換算方法を確認していきます。
米液量ガロンの基本計算
米国の商品やガソリンにあるガロン表記は、原則として1ガロンを3.785411784リットルで計算します。
米液量ガロンは、アメリカの給油所、ウォーターサーバー用の容器、アウトドア用品などで頻繁に使われます。
計算の基本は、ガロンの数に3.785411784を掛けるだけです。
1ガロンなら約3.79リットル、5ガロンなら約18.93リットル、20ガロンなら約75.71リットルになります。
家庭で使う容器の容量を考える場合には、小数第2位程度まで丸めても実用上は問題ない場面が多いでしょう。
一方、薬品、塗料、業務用タンクの注文では、説明書に指定された単位と桁数を優先してください。
5 gal × 3.785411784 L = 18.92705892 L
したがって5米液量ガロンは約18.93リットルです。
20 gal × 3.785411784 L = 75.70823568 L
20米液量ガロンは約75.71リットルになります。
1ガロンを4リットルとして計算すると暗算はしやすくなりますが、20ガロンでは約4.3リットルの差が出ます。
大容量になるほど概算と正確な値の差が広がるため、用途に応じて使い分けることが必要です。
英ガロンの基本計算
英ガロンは1ガロンが約4.546リットルであり、米液量ガロンより約20パーセント大きい単位です。
英ガロンの正式な換算値は4.54609リットルです。
イギリスの古い資料、英国式の燃費表示、海外製品の仕様書などで Imperial gallon と書かれていたら、英ガロンとして扱います。
米国で使われる gallon と見た目は同じでも、換算係数が違うため、同じ式を流用してはいけません。
10英ガロンをリットルへ直す場合は、10に4.54609を掛けて45.4609リットルと求めます。
米液量ガロンの10ガロンは約37.85リットルなので、比較すると違いが明確です。
| ガロン数 | 米液量ガロン | 英ガロン | 差の目安 |
|---|---|---|---|
| 1ガロン | 約3.79リットル | 約4.55リットル | 約0.76リットル |
| 5ガロン | 約18.93リットル | 約22.73リットル | 約3.80リットル |
| 10ガロン | 約37.85リットル | 約45.46リットル | 約7.61リットル |
| 20ガロン | 約75.71リットル | 約90.92リットル | 約15.21リットル |
英ガロンは米液量ガロンより大きいので、同じガロン数ならリットル換算の結果も英ガロンのほうが大きくなります。
海外の燃費を調べるときには、この基本を押さえておくと、数値の印象だけで判断する失敗を防げます。
リットルからガロンへの逆換算
リットルを米液量ガロンへ直すときは、リットルを3.785411784で割ります。
日本で用意した液体を、米国仕様の容器や機器に入れられるか確認したい場合は、逆換算が役立ちます。
たとえば18リットルの容器は、米液量ガロンで表すと約4.76ガロンです。
このとき、18を3.785411784で割るのであって、掛けるわけではありません。
ガロンからリットルへ換算したときとは、計算の向きが反対になる点が重要です。
米液量ガロン = リットル ÷ 3.785411784
記号の意味
リットルは L
米液量ガロンは gal
計算例
18 L ÷ 3.785411784 = 約4.755 gal
18リットルは約4.76米液量ガロンです。
英ガロンへ換算する場合は、リットルを4.54609で割ります。
必要な容量が5米液量ガロンの製品なら、18リットルでは少し足りません。必要量は約18.93リットルだからです。
容器いっぱいまで入れる前提ではなく、余裕を持たせる必要がある用途では、換算結果に加えて安全上の空間も考慮しましょう。
燃費とガソリン価格における見方
続いては燃費とガソリン価格における見方を確認していきます。
マイル毎ガロンによる燃費表示
mpgは、1ガロンの燃料で何マイル走れるかを示す燃費の表し方です。
mpg は miles per gallon の略で、米国を中心に自動車の燃費表示として使われます。
数値が大きいほど、同じ量の燃料で長い距離を走れるため、燃費がよいことを意味します。
ただし、米国の mpg は米液量ガロン、英国の mpg は英ガロンを使うことがあるため、同じ数字を単純に比べることはできません。
英ガロンは米液量ガロンより大きいので、英国式 mpg は数値が大きく見えやすい特徴があります。
たとえば英国式で50 mpgと書かれた車を、米国式の50 mpgと同じ燃費だと考えるのは適切ではありません。
リットルあたりの走行距離や、100キロメートル当たりの燃料消費量に換算して比較すると、公平に判断しやすくなります。
米国式か英国式かを確認し、必要なら日本でなじみのある単位へ換算します。
ガロンの種類がわからない資料は、出典の国や表記を確かめましょう。
給油量と価格計算の注意点
米国の給油所では、ガソリン価格が1米液量ガロン当たりで表示されるのが一般的です。
日本では1リットル当たりの価格が表示されるため、海外旅行中や海外ニュースを見るときは、価格の大きさだけでは高いか安いかを判断しにくいでしょう。
たとえば1ガロンが4ドルと表示されていても、それは約3.785リットル分の価格です。
単純に4ドルを日本の1リットル価格と並べて比べると、実際より高く感じてしまいます。
1リットル当たりの価格を求めるには、1ガロン当たりの価格を3.785411784で割ります。
| 米国表示の価格 | 1ガロンの量 | 1リットル当たりの価格 | 計算の考え方 |
|---|---|---|---|
| 3ドル | 約3.785リットル | 約0.79ドル | 3 ÷ 3.785 |
| 4ドル | 約3.785リットル | 約1.06ドル | 4 ÷ 3.785 |
| 5ドル | 約3.785リットル | 約1.32ドル | 5 ÷ 3.785 |
実際に日本円へ換算する場合は、その時点の為替レートも必要になります。
ガソリンの税金、地域差、燃料の種類も価格に影響するため、単位換算だけで各国の価格事情まで判断しないようにしましょう。
容器表示と日常での使い分け
続いては容器表示と日常での使い分けを確認していきます。
飲料容器とアウトドア用品の容量確認
ウォータージャグやポリタンクのガロン表示は、実際に入る液体の容量を確認するための目安です。
キャンプ用品では、1ガロン、2ガロン、5ガロンなどの容量表記を持つ給水容器が販売されています。
米国製の製品なら、特別な説明がない限り米液量ガロンを基準に考えるのが一般的です。
1ガロンは約3.8リットルなので、1人が1日に使う飲み水と調理用の水を考えると、短時間の利用では足りる場合もあります。
しかし、手洗い、食器洗い、暑い時期の飲料、複数人での使用まで含めると、必要量は大きく変わります。
5ガロンなら約18.9リットルありますが、水を満たすと容器自体の重さも加わり、持ち運びは楽ではありません。
水は1リットル当たりおよそ1キログラムなので、5米液量ガロン分の水だけでも約19キログラムになります。
容量表示を確認する際は、何リットル入るかだけでなく、満水時に安全に運べる重さかも考えましょう。
購入前に確認したい表記と余裕量
ガロン表記の商品は、単位の種類、実容量、用途の3点を確認すると選びやすくなります。
商品ページに US gal、Imperial gal、gal のいずれが書かれているかを最初に見ます。
次に、容量が満水時の理論値なのか、使用できる実容量なのかを説明書で確かめてください。
燃料タンクや洗浄液タンクでは、内部構造や安全上の理由から、表示容量すべてを使えるとは限りません。
また、液体を温める容器では、膨張する余地を残す必要があります。
米国製なら米液量ガロンであることが多い点
英国式の Imperial 表記がないかを見る点
満水容量と推奨使用量を区別する点
液体の重さと持ち運びやすさも考える点
海外通販では、商品名だけで判断せず、仕様欄にあるリットル表記も照らし合わせると安心です。
容量が用途に対して足りるか迷う場合は、必要なリットル数を先に決めてから、ガロンへ逆換算して選ぶ方法がわかりやすいでしょう。
ガロンの意味と換算方法のまとめ
ガロンは液体の体積を表す単位であり、米液量ガロンと英ガロンでは1ガロンの量が異なります。
米液量ガロンは約3.785リットルで、米国のガソリン、飲料、アウトドア用品などでよく使われます。
英ガロンは約4.546リットルで、米液量ガロンより大きいことを覚えておきましょう。
ガロンからリットルへ換算するときは、それぞれの換算係数を掛けます。
リットルから米液量ガロンへ戻すときは、3.785411784で割る計算になります。
mpgの燃費や海外のガソリン価格を見る際は、ガロンの種類を確認してから比較することが重要です。
容器を選ぶときは、容量だけでなく、水を入れた後の重さや余裕量も確認してください。
海外製品や海外の数値に出会ったら、まずリットルへ換算して、身近な量に置き換えてみると理解しやすくなります。